腰痛・肩こり 解消グッズ【枕&ベッド】

腰痛・肩こりの原因と対処法の体験談をご紹介します

【動けなくなる恐怖】

どこにでもいそうなワンルームに住む一人暮らしの36歳男性。
腰痛と聞いてまだまだそんな歳ではないと高を括っていたつい先日のこと。いつものように仕事を終え、正月に実家から送られてきた餅をどうやって食らってやろうかと考えながら原付を飛ばしていた。

ギックリ腰・・・!?

買い物を終え鼻歌交じりに原付にまたがり、袋に入ったきな粉を原付のハンドルしたのフックに右手で引っ掛けようとした時だった。バキバキッ。なんの前触れもなく「そいつ」は襲ってきた。骨盤のすぐ上で鈍い音が2回鳴った。全身が凍りつくのを感じつつ、上半身を恐る恐る捻ってみる。うん。動く。腰に違和感を感じるものの、身体の動作には異常がなかった。

自宅に帰り、甘めに作ったきな粉餅を早速頬張る。美味い。杵つき餅はやっぱり違う。喉を通る温かく甘いその快楽が、腰に潜む悪魔を忘れさせる。その日はどこかいつもと違う身体を心配しつつも生活には不便することは無かった。

次の日の朝、耳元でけたたましく叫んでいるスマホのアラームを止めようと体勢を変えた瞬間、腰に激痛が走った。起き上がろうとするが、毎朝何も言わずに命令に従ってくれる身体が言うことを聞かない。幸い今日は休日。さっきは安眠を妨害されたスマホに助けを求める。「腰痛」「楽な起き方」「対処法」「解消方法」・・・。ありとあらゆる方法を検索する。
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意外だったのは腰痛は筋肉が緊張して起こっている事が多く、安静にする事はかえって治癒を遅らせるため、動かせる範囲で動かしたほうが良いという事。半信半疑でネットの情報にすがりつく。仰向けに寝て膝を立て、深呼吸をしながら少しずつ膝を左右に倒す。さっきまで命令に従わなかった身体が少しずつ命令に耳を傾ける。

よし。と意を決してトイレに行き、用を足したその瞬間だった。腰から背中がコンクリートの塊となり、激痛が襲った。あまりの激しい痛みにその場に崩れ落ちる。さっきまで寝ていた布団まで約5m。普段なら3秒もあれば移動できる距離が遠く感じる。背中のコンクリートは背負ったまま四つん這いになり、慎重に手足を動かす。頼む。言う事を聞いてくれ。手足を5cm動かすごとにコンクリートは容赦なくその存在を主張する。

10分かけてやっと布団に戻る。が、あまりの激痛に布団の上でもがく。着ていたTシャツも脂汗で重くなる。うつ伏せが割と楽な事に気づいた頃には柔らかい布団の範囲から飛び出し、冷たいフローリングの上でその後の作戦を考える。もう一度スマホの力を借りようと手を伸ばすが、指にかかる重力も何倍にもなり、文字の入力もままならない。

救急車・・・。頭をよぎる。しかしスマホの答えは無情にも「腰痛で救急車を呼ぶべきでない」であった。このまま孤独死を迎えるのだろうか?そんな考えも浮かんだ。気がつくと動けないまま2時間程が過ぎ、少し痛みが引いたところで何とか歩けるまでに。

何とか身体が言う事を聞いているうちに医者に駆け込み、レントゲン撮影。しかし、医者の言葉はたった一言「骨には異常がありません」。即ち薬を出すからこの痛みのまま帰りなさいということだった。もらった薬を藁にもすがる思いで服用し、安静にすること3時間ほど。違和感は残るものの普通に生活が送れるほどに回復。次の日からはまた5mを3秒で移動する生活に戻っていた。

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